美術館で子供の直感力を育む

 皆さんは未就学児を連れて美術館に行ったことがあるでしょうか?

海外の美術館に行かれたことのある方は、子供達の姿にビックリした経験がある方も多いのではないでしょうか。私はルーブル美術館の床に10人くらいの幼児が座り込んで、色鉛筆で思い思いにお絵描きををしている姿をみて衝撃を受けたのと同時に、こういった寛容な受け入れ体制が美術・芸術をより身近なものにしているのだなぁと思いました。

日本ではどうでしょうか?

静かな雰囲気の中でじっくり鑑賞する、みんな解説のテープを聴きながら一つ一つ絵の前で立ち止まる(そんな時間が欲しい・・)。子供と行くと、もはや誰が最初に名画を見つけられるかゲーーーム!状態。小走りで展示室を回り、「真珠の首飾りの少女」あったー!はい、次!牛乳注いでるの探そう!

こんな感じで、私のフェルメール展は2-3千円/15分で終了。

いいんです、子どもですから。ゆっくり見れるなんて思ってないですし、それも承知でチケット購入しています。本物を見て、何か感じてくれるだけでいいんです。

ここは静かにするところ!走らない!横入りしない!おしゃべりしない!子供が来る場所じゃないわよ的な目で見る・・・各展示室にいる美術館員の方からさえもその雰囲気をひしひしと感じます。これでは、子連れは二度と来ないですし、そんな子たちは大人になってもきっと美術館に行かないでしょう。それって誰にとっても不利益でしかないですよね・・・仮に迷惑な子供がいたとしても、一つの絵の前にいる時間なんて数秒です。

ですから、子ども達が美術館にいたら、ぜひ温かい目で見守って欲しいです。例えゲームや宝物探し感覚で絵画を数秒見るだけでも、子どもの感性に大きな刺激を与えているのは確かです。

周りの冷たい視線にもめげずに、足しげく美術館に通った時期がありました。ふとNHKの美術番組を見ていた際に、縦にシュッと伸びた聖火トーチのような作品が出てきました。これなんだろうね~と大人が不思議がっている中、「え、翼でしょ、羽だよ」と娘。本当にタイトルが羽でした。

美術館に通っていたからなのかは分りませんが、子どもの純粋な感性に驚いたのと同時に「直感」を大切に育ててあげたい、と強く思いました。本物を見て何かを感じることができる機会を、美術館に子連れで行きづらいからという理由で無くしてはいけないし、わずかな滞在時間で数千円も・・・なんて計算してはいけません。本物をわずか数秒見せただけで、子どもの直感力は磨かれる!とポジティブに考えていきたいですね。

週末は思い切って美術館に家族で行ってみませんか?

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