2020年夏、新しいテントを購入しました。
コールマン(Coleman)のアテナ トンネル2ルームハウス/LDXです。
主な仕様は下記の通りです。
全体サイズ | 約380×678×高さ200cm |
インナーサイズ | 約360×240×185(h)cm |
重量 | 約20kg |
材質(フライ) | 75Dポリエステルリップストップ(PU防水、撥水加工) |
耐水圧 | 約2,000 mm |
材質(インナー) | 68Dポリエステルタフタ |
材質(ルーフフライ) | 75Dポリエステルオックスフォード(PU防水、撥水加工) |
耐水圧 | 約2,000 mm |
材質(ポール) | メイン/アルミ合金 約Φ18.5mm |
仕様 | バイザー全室、メッシュドア、ベンチレーション、ストームガード、ランタンハンガー、コード引出口、メッシュポケット |
付属品 | プラスチックペグ、ロープ、ハンマー、収納ケース |
30年前のヨーレイカのテントとタープは、初キャンプで雨に3日間降られ続け、さすがのポジティブマインドもポッキリへし折られて、新調を迫られました。
購入にあたり、色々検討してみたので結果と合わせてご紹介します。
絶対条件
まずは大枠を決めます。これだけは外せないよね、という購入検討にあたり軸となる条件です。
特に色などこだわりなく基本的に何でも良い!というのがキャンプギア含めて我が家のスタンスなのですが、長く使うことも考え少し慎重に、かつ大胆に!
✓ 快適性重視
✓ 機能性重視
✓ 在庫がある
快適性

①高さ
とにかく初キャンプで辛かったのは、タープの高さが確保できず常に屈んだ状態でいたこと。
雨がどう、水漏れがどうよりこれが辛い。。。
大人(身長176 cm)が、ストレスなく出入りでき、屈むことを極力減らすことを重視。
②広さ
子どもは3人ともまだ未就学児、今だけ考えれば小さいテントでも十分広さは確保できます。
ただ、すぐに成長して大きくなることを考えて新調するならなるべく大きいテント/タープを!ということで大きさ重視。
この条件で既に、タケノコ型テント or ワンポールテント or トンネル型テント のどれかかなぁ~と思い始めていました。
機能性

①居住スペース
気持ちよく晴れていれば、極論テントなしでタープの下で寝ても良いくらいの気持ちでいます。
問題は雨に降られた時、どうしても濡れたくないという本能からから、テント・タープ内での可動領域が大きく狭まる、と思っています。
テント内で雨でも快適に過ごすこと、を重視しました
こうなってくるとタケノコ型、トンネル型が筆頭候補になってきます。
②広さ
上記の快適性と被りますが、知らぬ間に物が増えて居住空間を狭くしてしまい、結果快適性が損なわれるのは家でも同じ。
ミニマリストに近づくことも重要ですが、そもそも余裕のあるスペースがある程度存在することが理想。
これそんなに使わないんだよね…というギアであってもたまに使うことがキャンプの楽しみの一つでもありますよね!
ですので、機能性の観点からも広さ重視。
在庫あり

これが良いね!となっても入荷待ちであったり、入荷時期未定、ではキャンプに行くことすらできず、本末転倒。待ちたい気持ちもありますが、今テントが必要な我が家にとっては外せない条件となりました
まだ使えるテントだけど新しいのを探している方は、実物を見に行ったり中古を探したり、オークションを定期的にチェックしたりと色々できますね。
まとめると。。。
大きければ良いんでしょ?
はい、とても重要な条件です!
気になるテントをピックアップ
各社で最も大きいテント、を片っ端から調べていきます。
と言っても、ご存じの通り各社大きいテントばかり取り揃えているわけでもなく、選択肢は極端に少なくなります。
(これが、絶対条件をまず決めるメリット!)
調べた結果を一覧にして、比較してみました。調べれば調べるほど、メリットとデメリット、理想と欲が出てきてしまい、検索ページを行ったり来たり。
なんかこれ、さっきも調べたな・・・なんて事が良く起きます。
簡単にでも良いので、エクセルなどで一覧にして、数字にして見るのがおすすめです。
No. | ブランド | 商品名 | 価格/税込 | サイズ(奥行×幅×高さ)/cm | 重量/kg | 対応人数 | フライシート |
1 | スノーピーク | ランドロック | ¥174,900 | 625×405×205 | 22 | 6 | 別売 |
2 | コールマン | ウェザーマスター(R)ワイド2ルーム コクーンⅡ | ¥168,000 | 670×400×195 | 30 | 5 | 付属 |
3 | コールマン | トンネル2ルームハウス/LDX スタートパッケージ | ¥98,000 | 660×330×200 | 16 | 4 | 付属 |
4 | ogawa | アポロン | ¥159,500 | 585×320×205 | 23 | 5 | 別売 |
5 | DOD | タケノコテント T8-495 | 未入荷 | 450×450×280 | 23 | 8 | – |
6 | コールマン | アテナ トンネル2ルームハウス/LDX | ¥109,780 | 678×380×200 | 20 | 6 | 付属 |
迷い始めたら、”我が家の絶対条件”ってなんだっけ?と思い出すようにしました。
まとめてみると分かる通り、快適性を重視してデカいテントで絞ると各社SPECは大きく変わらないことが分かります!
ということは、ここからはもう少し細かな条件やこだわりを追加して、さらに絞り込みをかけます。
タープは必要なのか?問題
大きさと可動領域を考えたら、大きいドーム型テント+大きいタープの組み合わせが最も空間と広さを確保できるはず。
しかし、上の表からも分かる通り我が家が選択肢に入れていない理由は、シンプル。
今は不要、だから。
2ルーム型テントの特徴は、言わばタープの1/3のスペースにテントを張って、残りがリビングの様になっているイメージ。
基本的に食事の時以外は子供たちは外で遊んでいるので、タープの下でゆっくり過ごす事がない(大人も必然的に。。。)。
もう少し大きくなって、大人もゆっくりできる時間が取れそうになってきたタイミングで、検討しようかなと思っています。
とりあえず、デカいタープを!とかまた言ってそうな気がします。
追加条件で選択肢を絞る
選択肢もかなり絞られたところで、ここから少しずつこだわりを追加していきます。
(タケノコ型テントは入荷未定のため除外)
インナーテントで比較
大人みたく真っ直ぐ寝ていてくれれば、こだわらなくても良いのですが、川の字で寝て起きたら長方形になってた(もう1人は端っこで荷物と一体化してた)、なんて事は良くある。
なので、出来る限りテントスペースも取りたい!となると長方形の4 or 6 が有力。
No. | ブランド | 商品名 | サイズ(奥行×幅×高さ)/cm | 形 | 対応人数 |
1 | スノーピーク | ランドロック | 240×405×190 | 台形 | 6 |
2 | コールマン | ウェザーマスター(R)ワイド2ルーム コクーンⅡ | 240×360×195 | 台形 | 5 |
3 | コールマン | トンネル2ルームハウス/LDX スタートパッケージ | 235×390×185 | 台形 | 4 |
4 | ogawa | アポロン | 210×300×188 | 長方形 | 5 |
6 | コールマン | アテナ トンネル2ルームハウス/LDX | 240×360×185 | 長方形 | 6 |
正直、台形と長方形でそんなに広さが変わる?と言われたら何の支障も無いと思います。


もうここまで調べて表にしてしまった以上、執念というか意地です。
最新グレードがやっぱり良いのか?
折角高いお金払って買うなら、最新モデルが良いはず。ですが、そもそも、30年前のテントとタープを再利用しようとしていた我が家の経緯からすると、どのテントも最新版!と取れます。。。
ここ2-3年の間に、テント業界に衝撃が走るほどのブレイクスルーもなかったと思うので、最新モデルにこだわる事はなかったです。
ただ、各社HPから見て比較したので、結果的に比較的新しいモデルの並びになりました。
(古いモデルがあまり掲載されていない)
リビングスペースの広さで比較
このスペースが欲しいために、トンネル型を購入検討される方も多いと思います。
高さは各社185cm以上あるので、インナーテントを張った残りの床面積(㎡)で比較しました。
細かい数字を拾っていくと、思いのほかコールマンが大きいテントを販売していることが分かります。
No. | ブランド | 商品名 | リビングサイズ(奥行×幅)/cm | 面積 / ㎡ |
1 | スノーピーク | ランドロック | 385×405 | 15.6 |
2 | コールマン | ウェザーマスター(R)ワイド2ルーム コクーンⅡ | 430×400 | 17.2 |
3 | コールマン | トンネル2ルームハウス/LDX スタートパッケージ | 425×330 | 14.0 |
4 | ogawa | アポロン | 375×320 | 12.0 |
6 | コールマン | アテナ トンネル2ルームハウス/LDX | 438×380 | 16.6 |
アポロンが意外とリビングスペースが小さいことが分かります。
キャンプ場で見かけると、やっぱりアポロン大きいなぁ~と思いますが、よくよく思い出してみると3-4人家族の方が多かったような(あくまで個人的な見解)。
値段で比較
この大きさのテントを購入検討している方は、ある程度の出費は覚悟されているとは思いますが、おいそれと買うには気が引けますよね。
もう、何度もキャンプに行って、思い出沢山作って使い倒す以外、ポジティブな回答ございません!
トンネル型なら2-3万円のタープ代が含まれているので、別々に買うのと大差ない!との考えもありかもしれません。
最終確定
冒頭にも書きましたが、最終的に購入を決めたのは、コールマンのアテナ トンネル2ルームハウス/LDXです。
主な決め手は下記。
✓ 奥行×幅×高さ のバランスがGood !
✓ 四角いテント × リビングスペース No.2
✓ 最新モデルではないので価格を抑えられる
いざ購入!
ネット上では、セール時に破格の値段で売ってる事もあったそうで調べましたがヒットせず。
コールマンのアウトレット店に片っ端から電話掛けましたが、どこも入荷しておらず。また電話して初めて知ったのですが、アウトレットに在庫があっても、電話では値段を教えてくれないそうです。
なので、普通に楽天でポチッと購入しました。
到着!
約一週間ほどで自宅に届きました。
第一印象は、デカい、重い!


収納、積み込み
我が家は基本的にキャリアーにボックスを積んでキャンプに行きますが、届いたテントがTRUSCOトランクカーゴ70Lに入るかトライしてみました。

専用ボックス?と思わせるほどぴったり!ちょっと感動。写真では少し上にはみ出ていますが、ポール類を一番上に置くと自重である程度圧縮されます、これがピッタリ収めるポイントです。

キャリアーに積み込んで、いざ出発です!
比較検討したテント一覧
ランドロック(スノーピーク)
大きいテント、と言えばこちらをまず思い浮かべる方が多いのでは?ブランド力もあり、やっぱりキャンプ場で見かけると、おっ!と思わず振り返っちゃいますよね。
横幅と高さでトップクラスの広い空間を生み出しているのが特徴ですね。
スノーピークオフィシャルサイトはこちら
ウェザーマスター(R)ワイド2ルーム コクーンⅡ(コールマン)
奥行×幅×高さ=テント空間、とみなすとトップクラスかつ重厚感のある作りでしっかりしたテント。総重量も30kgになりますが、安定性抜群だと思います。アウトドアな車と並ぶと、キャンプ場でも注目されそうですね!
アテナと最後までどちらにするか悩んだのも、こちらのテントでした。
コールマンオフィシャルサイトはこちら

photo : Coleman HPより
さらに高さに余裕を持たせた最新モデル(コクーンⅢ)が2020年にリリースされていますので、気になる方はチェック!
トンネル2ルームハウス/LDX スタートパッケージ(コールマン)
フライシートもテントシートも付属してへ、買ったらすぐにキャンプに出掛けられます!この大きさのテントの中ではお手頃価格で重量も軽めです。毎月キャンプに行くほどじゃないけど、ゆったりした空間を確保できるテントが欲しい方にお勧めですね!
コールマンオフィシャルサイトはこちら
アポロン(ogawa)
オシャレキャンパーが道具も綺麗に並べて使っているイメージ(個人的意見)。両サイドが全開放可能なメッシュパネルとなっており、テントの大きさ以上に広々空間を確保できるのが良いですね。張り出しポール(別売り)と組み合わせて外付けキッチンもセットしてしまえば、あこがれのテント空間が作れちゃいそうです!
ogawaオフィシャルサイトはこちら
タケノコテント T8-495(DOD)
圧倒的な空間スペースで他の追随を許さない点テントですね。テント内を思い思いにアレンジしてキャンプできるのが何よりの魅力ですね。ワンポールテントの弱点であるサイドのデッドスペースを見事に空間に変えてしまった点が大人気のポイントでしょうか。入荷待ちでなければ、有力候補の一つでした・・・。
DODオフィシャルサイトはこちら
アテナ トンネル2ルームハウス/LDX(コールマン)
テントのレビューは丸沼高原オートキャンプ場のレポートをご参照下さい!
「【大型テント徹底比較!】5人家族に最適なのは2ルーム型テントだった。」への2件のフィードバック